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ネットに落ちてた怖い話

第50章 竹林で

そしたら遂にSが

「誰にも言うなよ、そんであそこには絶対行くな」

って言い出しまして。
そん時俺がどんなに嬉しかったかはわかると思います。

Sが言ったのは一言だけです。



「扉開けたら中にすげー声で叫んでるOがいた」って。



オチらしいオチはありません。
Sはその後二度とその話はしてくれないし、俺もおもしろ半分で人に怖い話をする事は減りました。

小屋のあった竹林は潰されて今は筆ペンを作る工場が建ってます。

転校していったOがその後どうしてるかは誰も知らないし、俺は一回だけ見せてもらったOの妹の顔を時々思い出すだけです。


これが俺が小学校の時あった洒落にならない怖い話です。
多少脚色は入ってますが、大体事実です。

何か怖い話を求めてたみなさん少しは満足されましたか?

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