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ネットに落ちてた怖い話

第51章 晴美の末路

次の日の夜も晴美はやってきました。
もう私はね、晴美に呪い殺されてもしょうがないんじゃないかと思い始めてましてね。
晴美が再び現れるのを心待ちにしてた部分もあったんです。

やはり、晴美は何か言いたげに口を動かしています。

私は駆け寄り、何が言いたい?
私はどうすれば良いんだ?
時計、時計、時計ありがとう、
あの時何もしてやれなくてすまない、
時計は大事に持ってる、
時計は、時計は。

半狂乱のまま、私は叫び続けたんです。
すると、晴美が折れた首を健気に私の方に近づけて、言ったんです。
途切れ途切れながらも、ハッキリと聞き取れました。



「わたし、あんたのこどもほしかったな」



今日も夜が来る。

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