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ネットに落ちてた怖い話

第52章 自傷癖

そんなある夜、夫婦の夜の生活が終わって、彼女はシャワーを浴びに浴室に行った。
ふと、そこで彼のいたずら心がむくむくと頭をもたげた。
足音を忍ばせてシャワーを浴室のドアを開けてシャワーを浴びている彼女に抱きついた彼は、彼女よりも先に思わず悲鳴を上げた。

真冬であるにも関わらずシャワーは身を切るような冷水だった。

「なんで水なんだ!?」

と問いただしても

「…体が火照ってしまって…」

という言葉にそれ以上は負い目のある側としては追求できるはずもなく、何となく釈然とせずにベッドに入った。

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