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ネットに落ちてた怖い話

第54章 ストーカー転じて…

それからKから毎日のように電話がかかってきた。

店にも毎週末来るようになった。
どんなジャンルの音楽の時でも。

店に来て、踊るわけでもなくカウンターで僕が酒を作るのをじっと見ているだけ。
正直僕は居心地が悪かった。


そしていつも電話や店で聞かれるのが「彼女とはどう?」だった。


ある日僕の家で彼女と居る時、Kから電話がかかってきた。

「今○君(僕です)のマンションの下にいるんだけど、今日泊めてくれない?」

と言われ、僕は当然「は!?」と言った。


彼女は僕の家なんか知らないはずだ。

彼女も不穏な顔で見ている。

「なんで家知ってるんだ」と聞くと、

「この辺りで友人とケンカして、車を下ろされた。でトボトボ歩いていると、僕の乗っている車があった。ナンバーも一致している」という。


僕はその時ようやく


「この子はちょっとおかしい。」


と思い始めた。

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