テキストサイズ

ネットに落ちてた怖い話

第56章 昔田舎で起こったこと

B「兄貴、一緒にコイツを引っ張ってくれよ」


Aはニヤリと笑ってBと二人でドアノブを引っ張りはじめた。


C「ダメだよ、壊れちゃうよ!」

B「誰も住んでないんだから、いいだろw」


せーの!と掛け声をかけながらAB兄弟は力いっぱいドアノブを引っ張った。

何度目かのせーの!でバコン!カシャン!という音と共にドアが勢い良く開いた。

AB兄弟は勢い余って二人とも地面にぶっ飛んだ。

Aの左肘に出来た擦り傷が痛々しい。

ドアの向こうはかなり暗かったので、懐中電灯を持ってこなかったことを後悔した。

まずBが、次にAが勝手口から土足のまま入っていく。

B「くせー、なんだこりゃーw」

A「カビくせーなーw」


すっかり怯えきってるCと顔を見合わせたけど、俺は恐怖より好奇心が勝っていたので、AB兄弟のあとに続いて家に入った。

それを見たCが鼻声で「待ってよ!」と言いながらドタドタと家に入る。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ