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ネットに落ちてた怖い話

第56章 昔田舎で起こったこと

神主「誰に教わったのだか定かではないが、恐ろしいほどに強い呪術でな。」

神主「お前らが忍び込んだ向かいの家はな、○○と言うんだが、家族が相次いで怪死して全滅した。」

神主「他にも数軒家があったが、死人こそ出てないが事故に遭うものや体調を崩す者が多くなってな。」

神主「お前らが忍び込んだ家には昔△△という人間が住んで居た。」

神主「△△は若い頃は快活で人の良い青年だったようだが、ある時向いに住む○○と諍いを起こしてな。それからおかしくなっちまったんだ。」

神主「他の家とも度々トラブルを起こしていたんだが、特に○○家を心底憎んでたようだ。」

神主「周囲の家は、ポツリポツリと引っ越していった。」

神主「原因不明の事故や病人がドンドン出て、それが△△のせいじゃないかと噂がたってな。」

神主「結局、○○と△△の家だけが残った。昭和47年の話だ。」

神主「その頃から○○家の者は毎月のように厄災に見舞われ、一年後には5人家族全員が亡くなった。」

神主「△△が呪い殺したんだと近所では噂した。ますます△△に関わる者はいなくなった。」

神主「そして翌年、今度は△△の家族が一晩で全滅した。」

神主「あの家は△△と奥さんの二人暮しだった。」

神主「△△は家で首を括り、奥さんは理由はわからんが風呂釜を炊き続けて、熱湯でな…。」

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