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ネットに落ちてた怖い話

第56章 昔田舎で起こったこと

神主「それだけじゃない。」

神主「東京に働きに出ていた息子と娘も、同じ日に事故と自殺で亡くなってる。」

神主「△△家族が死んで、捜査に来た警察関係者の中にも、自殺や事故で命を落としたり、病に倒れた人間が居るらしいが、このあたりはどこまで本当かわからんがな。」

神主「△△が使った呪術は、使った人間の手に負えるものじゃないんだよ。」

神主「当時先代の神主、俺の父親だが、とても祓うことは出来ないと嘆いてた。」

神主「△△一家が全滅して、あの集落は無人になった。」

神主「あの二軒はな、禍々しい気が強すぎて、取り壊しもできない程だった。」

神主「そして先代の神主は、まず災いの元になったものを封印し霊力を弱め、十分弱めることができてから祓うことにした。」

神主「祓えるのはまだまだ何十年も先だろう」

神主「そして、溢れ出た呪術の力は、お前たちに災いをもたらすだろう。」

神主「おおかたさっき吐き出させたが、これでは済まん。」

神主「あの家の呪術の力と、Bのこともあるからな。」

神主「呪術の強さはともかく、お前たちを見逃しはせんだろうな、Bのこともあるから…。」

神主「塩と酒と酢、これは如何なるときも肌身離さず持っていろ。」

神主「それとこれだ。」

神主「この瓶の水が煮えるように熱くなったら、お前の周りに災いが降りかかる時だ。」

神主「その時は塩を体にふりかけ、酒を少し飲み、酢で口をゆすげ。」

神主「向こう20年、いや30年か。それぐらいは続くと思っていい。」

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