テキストサイズ

ネットに落ちてた怖い話

第61章 薪が怖い理由

話は今から一週間前に遡ります。居酒屋で友達と飲んでいたときの事。
たまたまその友達の知り合いがやってきて、一緒には飲まなかったんだけど名刺をもらった。
その人精神科の先生で、人柄も良さそうだったから、「後で聞いて欲しい話があります」ってお願いして、2日後に連絡を取ったんです。
聞いて欲しい話っていうのは、もちろん薪の事。
なるべく細かく説明して、「もう20年以上も続いてるんですが、精神的な理由なんでしょうか?」って。
先生が言うには、「おそらくそうでしょうね」と。
「何とかして思い出す事はできませんか」と訊ねると、「誘導催眠なら出来る可能性がありますけど、覚悟が必要な場合も多いですよ」とのこと。
(催眠についてちょっと補足です。
心理学を専攻した人は催眠“術”とは呼ばず、誘導催眠とかヒプノセラピーと呼ぶらしいです。
科学的に説明できるものなので“術”ではないと)
その先生も(Nさんと呼びます)一通り誘導催眠について学んだそうで、「もしどうしても思い出したいなら、成功云々は置いといて、プライベートでやってみてもいいですよ」と。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ