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ネットに落ちてた怖い話

第12章 リアル2

兎にも角にも、人のいるコンビニに着いて安心した。
ただ頭の中は相変わらず混乱してて「何だよアレ」って怒りにも似た気持ちと、「鍵閉め忘れた」って変なとこだけ冷静な自分がいた。
結局その日は部屋に戻る勇気は無くて一晩中ファミレスで朝を待った。

空が白み始めた頃、恐る恐る部屋のドアを開けた。
良かった。消えてた。

部屋に入る前に、もっかい外に出て缶コーヒーを飲みながら一服した。

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