テキストサイズ

ネットに落ちてた怖い話

第20章 地下のまる穴1

Bは「…仕方ないわ。降りよう」と言い出しました。
私は「えっマジで…?」と返事をしました。

あの得体の知れない階段を降りるのはすごく嫌でしたがトイレ内にはもはや隠れる場所もなく、走り出したところで、暗闇の中でしかも場所がよく分からないので捕まるだろうと思いました。

深夜の宗教施設という特殊な状況下で判断力も鈍っていたのかもしれません。

足音がもうすぐトイレ付近に差しかかる中、私とBは個室の扉を開き足音を忍ばせながら下への階段を降りました。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ