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ネットに落ちてた怖い話

第29章 猿夢+

と、新幹線が減速し始める。

「おかしいな?京都に着くにはまだ早過ぎる。もしかして、岐阜羽島にも停まるのか?」

僕は駅名を確認しようとヘッドフォンを外したが間に合わず、聴き取る事が出来なかった。
見知らぬ駅で停まる新幹線、突然車内に響く叫び声。
どうやら後ろの方の席で何かあったようだった。
しかし物凄い声だったにもかかわらず、誰1人反応しない。

何があったのか?
しかし僕の視力では後ろまで見えない。

乗り降りする人は誰1人なく、新幹線はまたゆっくりと走り始めた。

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