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ネットに落ちてた怖い話

第33章 ばりばり

キィっとドアを開けて中に入る。
相変わらず汚い。
私はなぜか吸い込まれるように個室に入った。
洋式トイレにどかっと腰を下ろす。

「何で、俺こんなことしてんだ・・・?」

そこでようやく私は自分の行動の異常さに気づいた。

そう、”なんで私は夢の中でトイレの個室なんかに入っているんだ”と。

じわじわと恐怖感が芽生え始めた。

「怖い・・怖い! 何で俺トイレなんかに入ってんだよ・・!」

軽いパニック状態に陥り、キョロキョロと周りを見回した。

すると、動いたはずみでかさっという音が上着のポケットから聞こえた。
何だろうと思って引っ張り出してみると、それは何の変哲もない一枚の紙。
くしゃくしゃに丸まっていた。

開いてみる。
そこには私の筆跡と思しき字でこう書かれていた。

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