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ネットに落ちてた怖い話

第35章 危険な好奇心2

その二週間後の新学期、登校すると、淳の姿は無かった。
慎は来ていたので、慎と二人で

『もしかして淳、あの女に・・・』

と思いながら、学校帰りに二人で淳の家を訪ねた。

家の呼び鈴を押すと、明るい声で『はぁーい!』と淳の母親が出て来た。
俺が『淳は?』と聞くと、おばさんは
『わざわざお見舞いありがとねー。あの子、部屋にいるから上がって。』
と言われ、俺と慎は淳の部屋に向かった。

『淳!入るぞ!』と淳の部屋に入ると、淳はベットで横になりながら漫画を読んでいた。
以外と平気そうな淳を見て俺と慎は少し安心した。

慎『何で今日休んだん?』
俺『心配したぞ!風邪け?』
淳『・・・』

淳は無言のまま漫画を閉じ、俯いていた。
そこにおばさんが菓子とジュースを持ってきて、
『この子、10日ぐらい前からずっとジンマシンが引かないのよ。』
と言って
『駄菓子の食べ過ぎじゃないのー?』と続けた。

笑いながらおばさんは部屋を出ていった。

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