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ネットに落ちてた怖い話

第35章 危険な好奇心2

俺と慎は笑って
『何だよ!脅かすなよー、ジンマシンかよ!拾い食いでもしたんだろ?』
とおどけたが、淳は俯いたまま笑わなかった。

慎が
『おい!淳どうした?』
と訪ねると淳は無言でTシャツを脱いだ。


体中に赤い斑点。
確かにジンマシンだった。

俺は
『ジンマシンなんて薬塗ってたら治るやん。』
と言うと、淳が、

『これ、あの女の呪いや・・・』

と言いながら背中を見せて来た。
確かに背中も無数にジンマシンがある。
慎が『何で呪いやねん。もう忘れろ!』
と言うと淳は
『右の脇腹見て見ろや!』
と少し声を荒げた。

右の脇腹・・たしかにジンマシンが一番酷い場所だったが、なぜ『呪い』に結び付けるかが解らなかった。

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