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ネットに落ちてた怖い話

第37章 危険な好奇心4

しばらく俺は固まった。
隠れている奴は俺に見つかっていないと思っているようだが、シルエットがハッキリ見える!

俺は一瞬混乱した。


『中年女だ!中年女だ!中年女だ!中年女!中年女!』


腰が抜けそうになったが、本能だろうか、次の瞬間


『逃げなきゃ!逃げなきゃ!逃げなきゃ!逃げなきゃ!逃げなきゃ!逃げなきゃ逃げなきゃ!』


ともう一人の俺が、俺に命令する。
俺は思いッキリ走った!運動会の時より必死に走った。
もう風を切る音以外聞こえない程、無呼吸で走った。

無我夢中で家に向かって走った。
家まであと10㍍。
よし!逃げ切れる!

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