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ネットに落ちてた怖い話

第37章 危険な好奇心4

俺はゆっくりと、細心の注意を払いながら靴を脱ぎ、居間に移動した。

一切、部屋の明かりは点けない。
明かりを燈せば『俺の存在』を知らせることになりかねない。

俺は居間に入ると真っ直ぐに電話の受話器を持ち、手探りで暗記している慎の家に電話をかけた。
3コールで慎本人が出た。

『慎か?!やばい!来た!中年女が来た!バレた!バレたんだ!』

俺は小声で焦りながら慎に伝えた。

『え?どーした?何があった?』と慎。
『家に中年女が来た!早く何とかして!』

俺は慎にすがった。

慎『落ち着け!家に誰もいないのか?』
俺『いない!早く助けて』
慎『とりあえず、戸締まり確認しろ!中年女は今どこにいる?』
俺『わからない!でも家の前までさっきいたんだ!』
慎『パニクるな!とりあえず戸締まり確認だ!いいな!』
俺『わかった!戸締まり見てくるから早く来てくれ!』

俺は電話を切ると、戸締りを確認しにまずは便所に向かった。

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