テキストサイズ

ネットに落ちてた怖い話

第37章 危険な好奇心4

何かわからないが、『中年女』の奇行に恐怖し、その恐怖のあまり、声を出す事すら出来なかった。
すると『中年女』はとったに後ろを振り返り、凄い勢いで走り去って行った。
俺は何が起きたかわからず、身動きも出来ずに、ただ窓を見ていた。

すると、窓の向こうの道路に赤い光がチカチカしているのが見えた。

「警察が来たんだ!」

俺は状況が飲み込めた。
偶然通りかかったパトカーに気付き、『中年女』は逃げて行ったんだと。

しばらく俺はしゃがみ込んだまま震えていた。

『プルルルルル!』

その時、電話が突然鳴った。
もう心臓が止まりかけた。
ディスプレイを見ると慎の自宅からの電話だった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ