テキストサイズ

ネットに落ちてた怖い話

第37章 危険な好奇心4

そこには何やらドロっとした紫色した液体とゼリー状の物が付いていた。
先程の『ドスっ』の音の正体であろう。

視線を母の足元に落とし、その何かを捜した。
そこには内蔵が飛び出た大きな牛蛙の死体が落ちていた。

母はしばらく呆然と立ち尽くしていた。
俺はすぐに『中年女』が頭に浮かんだ。
すぐに目で『中年女』の姿を捜したが何処にも姿は見えなかった。
母はふと思い出したように居間に駆け込み、警察に電話をした。

母は青い顔をしていた。
恐らくこの時始めて『中年女』の異常性を知ったのだろう。

そうだ、あの女は異常なんだ。
きっと今も蛙を投げ込んできた後、俺や母の驚く姿を見てニヤついているはず。。

きっと近くから俺を見ているはず。。。
鳥肌が立った。

『警察早く来てくれ!』心の中で叫んだ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ