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ネットに落ちてた怖い話

第37章 危険な好奇心4

もうこの家は『家』では無い。
『中年女』からすれば『鳥籠』のように俺達の動きが丸見えなんだ。
常に見られているんだと感じ出した。

しばらくしてパトカーがやってきた。
昨日とは違う警官二人だった。
警官一人は外壁や投げ込んで来たであろう道路を何やら調べ、もう一人は俺と母に

『何か見なかったか?』
『その時の状況は?』
などなど、漠然とした事を何度も聞いて来た。

最後に警官が不安を煽るような事を言って来た。
『たしか、昨日もいやがらせを受けているんですよね?おそらく犯人はすぐにでも同じような事をしてくる可能性が高いです。』と。

俺はたまらず
『あの呪いの女なんです!コートを着てる40歳ぐらいの女なんです!早く捕まえてください!』
と半泣きになって懇願した。

すると警察官は

『さっきね、山を見てきたんだよ。。。犬の死体も板に彫られたお友達の名前も、あと女の子の写真もあったよ。今からそれを調べて必ず犯人捕まえるから!』

と言い、俺の肩をポンと叩くと、母の元へ行き、何やら話していた。

『主人に連絡を・・』
みたいな事を言われていたようだ。

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