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ネットに落ちてた怖い話

第37章 危険な好奇心4

『大人しくしろ!』
『オラ!暴れるな!』
と、男の声もした。

この時、俺は
『警官だ!警官に捕まったんだ!』と事態を把握した。

中年女は奇声を上げ続けていた。
俺はガクガク震え、母の腕の中から抜けれなかったが、父親が戻って来て、

『犯人が捕まったんだ。お前が山で見た人かどうかを確認したいそうだが。。。大丈夫か?』
と尋ねてきた。

もちろん大丈夫ではなかったが、これで本当に全てが終わる。
終わらせることが出来る!と自分に言い聞かせ、

『。。。うん。。』
と返事し、階段をゆっくりと降り、玄関先に向かった。

玄関先から

『オマエーっ!チクショー!オマエまで私を苦しめるのかー!』

と凄い叫び声が聞こえ、足がすくんだが、父が俺の肩を抱き、二人の警官に取り押さえられた『中年女』の前に俺は立った。

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