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ネットに落ちてた怖い話

第38章 危険な好奇心5

そんな高一の冬休み、懐かしい奴『淳』から電話が掛かってきた。

『おう!ひさしぶり!』

そんな挨拶も程ほどに、淳は
『実は単車で事故ってさぁ・・足と腰骨折って入院してんだよ。』

俺『え?!だっせーな!どこの病院よ?寂しいから見舞いに来いってか?』

淳『まぁ、それもあるんだけどさぁ。。。
お前、【中年女】の事って覚えてる?事件の事じゃなくってさぁ。。顔、覚えてる?』

俺『、、、何で?何だよ急に!』

淳『。。。毎晩、面会時間終わってから。。。変なババァが俺の事を覗きに来るんだよ。。ニヤつきながら。。』


淳の発した言葉を聞いたとたんに『中年女』の顔を鮮明に思い出した。

始めて出会ったあの夜の『歯を食いしばった顔』
下校時に出会った『いやらしいニヤついた顔』
自宅玄関で見た『狂ったような叫び顔』

あれから忘れる努力をしていたが決して忘れることの出来ない『トラウマ』だった。

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