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ネットに落ちてた怖い話

第38章 危険な好奇心5

何か大きな袋をゴソゴソし、もう一方に小分けしている?
尚も『中年女』はこちらに気付く様子も無く、必死で何かしている。



ひょっとして、病院内の収拾したゴミの分別をしているのか?(俺達の地元はゴミの分別がルールとなっている)

その時、後ろから
『ちょっと、まだいたの?私も遊びじゃないんだからいい加減にして!』
と、さっきの看護婦が。

俺はドキッとし、
『あ、いや、帰ります!どーも・・・』
と言い、出入口に目をやると『中年女』はこちらに気付き、ジィーっとこちらを見ていた。

『全く!』
看護婦はそう吐き捨て、再び見回りに行った。

いや、それどころでは無い!
『中年女』に見つかってしまった!

どうすればいい?
逃げるべきか?
先程の看護婦に助けを求めるべきか?

俺の頭はグルグル回転し始め、心臓は勢いを増しながら鼓動した。

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