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ネットに落ちてた怖い話

第38章 危険な好奇心5

ふと慎が周囲や目の前の池を電灯で照らし、
『この場所、あの頃は俺らだけの秘密の場所だったのに、結構来てる奴いるみたいだな。』と。

慎が燈す場所を見ると、スナック菓子の袋や空き缶が結構落ちていることに気付いた。

俺は
『ほんとだな、あの頃はゴミなんて全然無かったもんな。。今の小学生、この場所しってんのかな?』と言った。

淳が続けて
『あの時は俺ら、まじめにゴミは持ち帰ってたもんな。。』と言った。


その時、慎が
『うわっ!何だこれ!』と叫んだ。

俺と淳はその 声に驚き、慎の照らす明かりの先に視線をやった。

一本の木に何やらゴミが張り付いている。
よく見ると無数の菓子袋や空き缶、雑誌が木に釘で打ち付けられていた。

『なんだこれ?!』

慎が明かりを照らしながら近づいていった。
俺と淳も後を着いて行った。

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