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ネットに落ちてた怖い話

第38章 危険な好奇心5

秘密基地に向かう途中、淳が

『色々あったけど、やっぱ懐かしいよな。。』
とポツリと言った。

すると慎が
『あぁ。。あの夜、秘密基地に泊まりに来なければ、、、嫌な思い出なんて無かっただろうな。』
と言った。

確かに。。
この山で『中年女』に会わなければ、ここは俺達にとっては聖地だったはずだ。


『ここらへんだったよな。。。』
慎が立ち止まった。

『秘密基地跡地』

もう、跡形も無かった。あの日バラバラにされていた材木すら一枚も無かった。
淳が無言でしゃがみ込み、『うまい棒・コーラ』を置き、手を合わせた。
俺と慎も手を合わせた。

しばらく黙祷したのち、慎が言った。

『ハッピーとタッチがいなけりゃ。。。今頃俺達いなかったかもな。』

淳『あぁ。。。』
俺『そうだよな・・・結局、中年女も更正して、、、なんだか、やっと悪夢から解放された感じだな。。』

しばらく沈黙が続いた。

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