テキストサイズ

ネットに落ちてた怖い話

第40章 嗤う人々

その後裏Sの田畑が広がるだだっ広い場所に出ていきポツンポツンと家が見えてきたところで、Kはバスを降りた。
バスの通り道はそのまま住民の主要道路となっておりそこしか大きな道はない。
その為辺鄙を通り越したような感覚になる。

その時にすごく嫌な匂いがして顔をしかめてるとGが、どうした?と聞いてきた。
(めんどくさいので「・・・らしい」とか「・・・だそうだ」を多少省きKの話とします)
以下会話

K「この匂いなん?めちゃめちゃくせーよ」、

G「なんの匂いよ?ちゅうかお前人の家の近くに来てめちゃめちゃ失礼やのぉ」

K「いや、なんやろ。なんか匂うやろ?わからんの?」

G「あ~、お前これ家畜の臭いやろ。牛とか豚とか飼っとるけん、そのにおいよ。気にすんな。あ、それとお前、さっきいらん事文句いうなや、後で俺が言われるやろうが。」

K「いらんことって?ちゅうか遠いもんは遠いやろ。しかも怒られるって。あんなおばさんとか無視しとけや。しかも全然知らんおばさんやし」

G「いや、お前が知らんだけやけね。俺とかは結構見かけたりするし、うちのオカンとかと知り合いかも知れんやろうが。」

K「まぁまぁ、俺は関係ないけいいけん、しかも俺が言ったんやけお前が気にすんな。俺が怒られるだけよ」

G「あー、それと、お前うちに来たときに変なこと言うなよ。匂うとか臭いとか。おとんにぶん殴られるぞ」

K「言わんよ。さすがに」

G「いや、まじめに聞けって。うちのおとんメチャメチャ怖いけん絶対怒らせんなよ」

ここまで来てさっきまでのGの不真面目さが消えててGの父親の怖さを凄く強調するのでKはかなり緊張してきた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ