テキストサイズ

ネットに落ちてた怖い話

第40章 嗤う人々

もう、Kはパニック。
何があったのかもわからないし、自分を睨んでたりとかしてたことがそんなに面白いんか?
って感じで顔真っ赤にして涙目になって俯いてた。

その瞬間に後ろのおばさんに肩をポンポンって叩かれて後ろをキッ!って睨み返したら。
そのおばさんの異様な怖さに萎縮しまくったらしい。

ケタケタケタ笑ってるのに目は怒ってる。
(理解不能でしょ?目が怒ってるのに笑うこと事態があり得るのかどうかもわからんけど、一回試しに鏡に向かってやってみて。目が笑ってないのに顔と声だけ笑ってる状態っていうのはめちゃめちゃ怖いから。)

「ははははははあはは」

ってずっと声がでてて目が怒ってて、ナノに顔は笑ってる状態。

その直ぐ後にバス停で待ってたおばあさんがクィって顎で場所を指して直ぐに気付いたらしい。
窓から見える家に喪服姿の人がいっぱい集まってて皆笑ってる。
本当にケタケタって表現がぴったりな感じでそこに居る十数人がケタケタケタケタ笑ってるっていう状況。
Gの両親やGの兄貴、友人、Hもいたらしい。

もちろん目から涙をながしながらの人もいるし、怒ったような人もいるけど、顔は笑顔。
Kは唖然として笑えなかったらしいけど、再度後ろのおばさんに肩をバシって叩かれてどうにか笑顔を作ったらしい。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ