
ネットに落ちてた怖い話
第43章 ヒッチハイク
俺達は、車の外に降りた。
良く見ると、男が川の傍で焚き火をしていた。
まだ仲間がいたのか…と、絶望的な気持ちになった。
異様に背が高く、ゴツい。
2m近くはあるだろうか。
父と同じテンガロンハットの様な帽子をかぶり、スーツと言う異様な出で立ちだ。
帽子を目深に被っており、表情が一切見えない。
焚き火に浮かび上がった、キャンピングカーのフロントに描かれた十字架も、何か不気味だった。
ミッ○ーマ○スのマーチ、の口笛を吹きながら、男は大型のナイフで何かを解体していた。
毛に覆われた足から見ると、どうやら動物の様だった。
イノシシか、野犬か…どっちにしろ、そんなモノを食わさせるのは御免だった。
俺達は逃げ出す算段をしていたが、予想外の大男の出現、大型のナイフを見て、萎縮してしまった。
「さぁさ、席に着こうか!」
と父。
大男がナイフを置き、傍でグツグツ煮えている鍋に味付けをしている様子だった。
「あの、しょんべんしてきます」
とカズヤ。
「逃げよう」と言う事だろう。
俺も行く事にした。
「早くね~」
と母。
俺達はキャンピングカーの横を通り、森に入って逃げようとしたその時、キャンピングカーの後部の窓に、異様におでこが突出し、両目の位置が異様に低く、両手もパンパンに膨れ上がった容姿をしたモノが、バン!と顔と両手を貼り付けて叫んだ。
「マーマ!!」
もはや限界だった。
俺達は脱兎の如く森へと逃げ込んだ。
良く見ると、男が川の傍で焚き火をしていた。
まだ仲間がいたのか…と、絶望的な気持ちになった。
異様に背が高く、ゴツい。
2m近くはあるだろうか。
父と同じテンガロンハットの様な帽子をかぶり、スーツと言う異様な出で立ちだ。
帽子を目深に被っており、表情が一切見えない。
焚き火に浮かび上がった、キャンピングカーのフロントに描かれた十字架も、何か不気味だった。
ミッ○ーマ○スのマーチ、の口笛を吹きながら、男は大型のナイフで何かを解体していた。
毛に覆われた足から見ると、どうやら動物の様だった。
イノシシか、野犬か…どっちにしろ、そんなモノを食わさせるのは御免だった。
俺達は逃げ出す算段をしていたが、予想外の大男の出現、大型のナイフを見て、萎縮してしまった。
「さぁさ、席に着こうか!」
と父。
大男がナイフを置き、傍でグツグツ煮えている鍋に味付けをしている様子だった。
「あの、しょんべんしてきます」
とカズヤ。
「逃げよう」と言う事だろう。
俺も行く事にした。
「早くね~」
と母。
俺達はキャンピングカーの横を通り、森に入って逃げようとしたその時、キャンピングカーの後部の窓に、異様におでこが突出し、両目の位置が異様に低く、両手もパンパンに膨れ上がった容姿をしたモノが、バン!と顔と両手を貼り付けて叫んだ。
「マーマ!!」
もはや限界だった。
俺達は脱兎の如く森へと逃げ込んだ。
