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こうするしかなかったんだ

第7章 夏のはじまり




そのまま咲希は葉月の家へお泊りすることになったため、電車に乗り込み最寄りの駅で降りる。

ん…?

駅の出口の正面にあるカフェに姫葵に似た人がいる。

「あれ、松田さんだよね?」

葉月はなぜだか反射的に身を隠すと、咲希も隠れた。

暫く覗いて見ていると、奏太が現れる。

あぁ、やっぱり。

葉月は少しショックを受けつつも、そこまで悲しくない。

「葉月ちゃん…?」

咲希に簡単に説明する。

「あの2人がお店出る前に行こう」

早足で家へ向かった。




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