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こうするしかなかったんだ

第7章 夏のはじまり




ドンッ!って鈍い音がして、葉月は何かにぶつかったことに気付き、その何かが大好きな彼氏であることに驚く。

「大丈夫?!」

頷くだけで精一杯。手を見て歩いてたなんて恥ずかしくて言えないし…。こういうのは女の子から言うものなのだろうか。分からない…。少女マンガとか流行りの映画とかちゃんと見て勉強すれば良かったと激しく後悔をし始める。

「葉月ちゃん、大丈夫?」

暫く反省中でフリーズしていた葉月の目の前にドアップの壱聖が現れる。

私は今日1日、心臓がもつのだろうか…





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