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こうするしかなかったんだ

第9章 誤算




待ち合わせには少し遅れて行く。

腕時計を見ながら、辺りを見回し私を探す男の姿に優越感を感じる。

急いで来たふりをして奏太の前に行く。

「ごめんなさい、遅くなっちゃって…」

体ごと傾けてあやまる。ちょうど胸の谷間が見える角度。体を起こすと谷間に視線が残っていたのを感じる。

清楚さを保つため、普通にしていれば谷間は見えない服だけど、偶然見えてしまうと余計にもっと見たくなるでしょ?

奏太は顔が赤いのを隠そうとして暑いな〜なんて繰り返していた。





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