こうするしかなかったんだ
第9章 誤算
初めての場所から見る奏太に男らしさを感じる。
不覚にもドキドキしてしまう。
でもいつもと同じ。
行為が終われば気持ちも冷めていく。
童貞の奏太に満足させられることなんてないだろうし。
ブラだってうまく外せない。
だけど奏太の手は壊れ物を扱うように優しいから、大事にされてる気分になる。
どうしよう。
気持ちが持っていかれそうな気がして怖くなる。
奏太が童貞だからスムーズにいかないおかげで余計な事考える余裕がある。
必死な奏太がかわいい。
時折見せる笑顔でできるえくぼがかわいい。
体も細マッチョ。
感じてる声もかわいい。
奏太の良いところを考えているうちに終わっていた。