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いつの間にか奏太の腕枕で眠っていた。

姫葵にとってこんなことは久しぶりのことだ。

いつもなら、コトが終わればさっさと男たちは帰って行くか、2回目に突入するか。

いずれにしても、ただただ体だけを弄ばれるだけだった。

心地良い暖かさに心が穏やかになる。

いつまでもこんな時間が続けば良いと願ってしまう。

体のどこかがチクチクと痛み涙が出そうになる。

恋をする痛み…。

理解をしていたけど、納得するわけにはいかなかった。