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キミのとなり

第10章 幼馴染み

翌朝、どうしても普通に顔を合わせるなんて出来なくて、悪いって思ったけどマサキにメールをした。

『足痛いから、ちょっと様子みる。先に行ってて。』

すぐに返信がきた。

『大丈夫?病院行くの?一緒に行こうか?』

『まだわからない。大丈夫だから!遅れて行くかもしれないけど。マサキ先に行って。またメールするから!」

『わかった。なんかあったら、すぐメールしろよ。』

『うん。ありがとう。』

優しい。
いつも優し過ぎるくらいだ。

昨日もマサキのことばかり考えて、あんまり眠れなかった。

好きだって気持ちは変わらない。
だけど伝えるつもりはない。

マサキのそばにいられなくなるなんて絶対イヤだ。
なら隠し通すしかない。
今まで通り、幼馴染み、親友、兄弟の関係でいるのがいいに決まってる。

1番近くにいれるんだよ?

この想いは心の奥にしまう。
フタをする。
カギをかける。

秘密にする。

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