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キミのとなり

第10章 幼馴染み

マサキが俺んちにやってきた。

で。

ベッドに腰掛けてる俺の足元で正座をしてまっすぐに俺を見つめてる。

「カズ。俺、今日ヤキモチ妬いた。カズのクラスメイトに。カズによくしてくれてるのに。
なんで?そこは俺の場所だから!って思ってしまった。カズとクラスメイトを見るの凄くイヤだった。カズ?カズのとなりにいるのは俺だよ…ね?」

一気に喋って俯いてしまった。

か…可愛い。

俺も素直になろう。

「マサキ。ごめんね。
俺も同じこと思ってたよ。」

マサキの顔がぱあっと明るくなって。
むぎゅーって俺に抱きついてきた。

や…めてーー。

心臓がーーー。

俺がジタバタしてると

「あ!ごめん!」

パッと離れた。

また俺に突き飛ばされるって思ったみたい。
へぇ。学習能力あるじゃん。

でも。
俺は離れられてホッとしてるの?
悲しいの?

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