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キミのとなり

第12章 おしゃべりな瞳 2

その日は、とにかく翔ちゃんに紹介出来てよかったぁ、ってホッとして心の中で小さくガッツポーズ。リーダーや松潤にはこの次 改めて…と、ひとまず1つクリアした自分にOKを出した。

翔ちゃんにも それを伝えて、僕の友人として和くんやリーダー、松潤と やり取りして、出されたお酒とおつまみを楽しんだ。

翔ちゃんは偏見とかあるのかないのか(胸にしまってくれたのかもしれない)わからないけど僕や和くんに特に変な感じはなくて、普通に接してくれた。

それが有難かった。

「雅紀の言ってた通りだ。」

お店の雰囲気も和くんたちにも すっかり心持ってかれたみたい。

「いやー。楽しかった!うまかったー!雅紀、ありがとう。和くん紹介してくれて。また行こうな。」

「うん!」

「和くん。可愛いな。いい子じゃん。大事にしてやれ。」

「うん。ありがとう、翔ちゃん。」

ちょっとお酒も入ってるし、翔ちゃんの言葉も嬉しいし…スキップしそうな勢いだ。

翔ちゃんと別れて和くんにメールする。

(和くん。今日は、ありがとう。翔ちゃんも和くんのこと、いい子だって言ってたよ。大事にしな…って言われた。)

(俺こそ、ありがとう。雅紀くんのお友達を紹介してくれるなんて。嬉しかった。翔くんとも仲良くなれそうだし。)

(今週中にリーダーに話に行くつもりだから。行く時はメールする。リーダーにも認めてもらいたいよね。和くん、僕、頑張るよ。)

(うん。頑張ろうね。一緒に。)

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