キミのとなり
第12章 おしゃべりな瞳 2
「貸切!貸切にしようぜ。お祝い!」
松潤が言ってリーダーも
「いいねぇ。お祝いしよう!」
って表の看板の明かりを消した。
「翔ちゃんも呼んでいい?」
「「おー!呼べ呼べ!」」
リーダーと松潤が声を揃えて言った。
*****
数日前…
仕事帰りに翔ちゃんを連れてカフェにやって来た。
カフェの良さを知ってもらいたいのもあるけど…なにより和くんを見てもらいたい。和くんを知って欲しかったんだ。
翔ちゃんは同僚である前に大事な友達。
大事な友達に大事な人を紹介したい。
お店に入って三人が揃ってたから、ちょうど良かった…と翔ちゃんを紹介すると、
「お、イケメン。」
って わさわさ寄ってきた。
「食べる?飲む?」
って松潤が聞いて
「うん。とりあえず飲みたい。ビールと なんか適当に おつまみヨロシク。」
「了解ー。」
リーダーと和くんも松潤と一緒に作り出した。
僕は和くんに手のひらを動かして、おいでおいでして呼んだ。
「翔ちゃん。会わせたかった人…。この子が和くんだよ。」
翔ちゃんは和くんをまじまじと見た。
和くんは恥ずかしそうに下を向いたり僕を見たり…落ち着きがないといえば落ち着きがない。
それは翔ちゃんも同じで。
「雅紀…。お前さ…。」
「…なに…?」
「…いや…。なんていうか…。」
「…なによ…。」
「…この子…この可愛い子…雅紀の…その…彼女?彼氏?じゃないしねぇ。」
「へへへ。」
「なんだよ。やっぱそうなの?雅紀の…いい人?」
「…うん。いい人。」
和くんは僕と翔ちゃんの会話を読み取ってくれたから顔も頬も首も…耳まで真っ赤にして僕の後ろに隠れるように体を半分 隠す。
「…ね、雅紀。」
「ん?」
「この子…俺に ちょーだい。」
「!はあ?なに言ってんの?」
「ごめんごめん!冗談!」
「怒るよ、翔ちゃん!」
「和くん。櫻井翔っていいます。雅紀のこと、よろしくね。」
和くんは頷いて『よろしく。』って手話をした。
松潤が言ってリーダーも
「いいねぇ。お祝いしよう!」
って表の看板の明かりを消した。
「翔ちゃんも呼んでいい?」
「「おー!呼べ呼べ!」」
リーダーと松潤が声を揃えて言った。
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数日前…
仕事帰りに翔ちゃんを連れてカフェにやって来た。
カフェの良さを知ってもらいたいのもあるけど…なにより和くんを見てもらいたい。和くんを知って欲しかったんだ。
翔ちゃんは同僚である前に大事な友達。
大事な友達に大事な人を紹介したい。
お店に入って三人が揃ってたから、ちょうど良かった…と翔ちゃんを紹介すると、
「お、イケメン。」
って わさわさ寄ってきた。
「食べる?飲む?」
って松潤が聞いて
「うん。とりあえず飲みたい。ビールと なんか適当に おつまみヨロシク。」
「了解ー。」
リーダーと和くんも松潤と一緒に作り出した。
僕は和くんに手のひらを動かして、おいでおいでして呼んだ。
「翔ちゃん。会わせたかった人…。この子が和くんだよ。」
翔ちゃんは和くんをまじまじと見た。
和くんは恥ずかしそうに下を向いたり僕を見たり…落ち着きがないといえば落ち着きがない。
それは翔ちゃんも同じで。
「雅紀…。お前さ…。」
「…なに…?」
「…いや…。なんていうか…。」
「…なによ…。」
「…この子…この可愛い子…雅紀の…その…彼女?彼氏?じゃないしねぇ。」
「へへへ。」
「なんだよ。やっぱそうなの?雅紀の…いい人?」
「…うん。いい人。」
和くんは僕と翔ちゃんの会話を読み取ってくれたから顔も頬も首も…耳まで真っ赤にして僕の後ろに隠れるように体を半分 隠す。
「…ね、雅紀。」
「ん?」
「この子…俺に ちょーだい。」
「!はあ?なに言ってんの?」
「ごめんごめん!冗談!」
「怒るよ、翔ちゃん!」
「和くん。櫻井翔っていいます。雅紀のこと、よろしくね。」
和くんは頷いて『よろしく。』って手話をした。