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キミのとなり

第1章 すき

「にの、今日ご飯食べない?」

その言葉が言えなくて、
もう何日も。

にののことばっか考えてる。

ちゃんと伝えたい。
って気持ちと、

いや…やっぱ…。
って気持ちが。

ぐるぐる…ぐるぐる。

にのが笑顔でこっちを向いても不自然に目を逸らしてしまう。

うまく接することが出来ない。

仕事は ちゃんとしなきゃと思ってるけど、ちゃんと出来てるかも不確かだ。

「相葉くん、最近 元気なくない?」

翔ちゃんに言われて

「そんなことないよ!」

明るく答えたら

「そうか?なんかあったら言えよ」

と頭をクシャッと撫でて微笑んでくれた。

少し心が軽くなった気がした。

でも日にちが経てば経つほど

うまく笑えなくなってた。

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