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秘密の兄妹 2

第1章 狂った宴

熱を帯びた身体を何とか抑えながら、1階の両親の寝室のドアを開けると、俺の顔を見た紫織がヘッドの端に座ったまま、恥ずかしそうに伏し目がちになって俯く。

紫織のすべての仕草を、一つも残さずこの目に焼き付けておきたいと思うほど、紫織が可愛くて愛しくてたまらない。

瞬きをするのも惜しいとさえ思える。

実の妹相手にそう思ってしまう俺の恋心は、拗らせすぎて、すでに末期状態だな…と心の中で苦笑いする。

俺はヘッドに座っている紫織の横に腰を下ろすと、紫織の濡羽色の黒いサラサラな髪を自分の指に絡ませながら優しくキスをした。

「ふっっ…うっ…はあ…」

徐々に深い口づけに変えながら、紫織をヘッドに押し倒し、器用に互いの服を剥ぎ取りながら床に放り投げていく。

生まれたままの状態で身体を絡ませあって、紫織の体中の、いたるところに口づけを落とす。

額、涙の溜まった目尻、赤くなった耳朶、首筋…そして熟れた真っ赤な唇……

胸を揉み上げながら、つんと立ち上がった乳頭は念入りに、じっくりと味わうように口に含み、舌で転がして舐め上げ、赤子が乳を欲するかのごとく、ちゅうちゅうと音をたてて激しく吸った。

「はぁっ…んっぅ…」

矯声をあげて身をよじる紫織の声を聞きながら、乳頭を少し強めに甘噛みすると、紫織の身体はびくっと跳ね上がった。

俺は乳頭から口を離し、熱い吐息を吐いている紫織の顔に自分の顔を近づけて、紫織の耳元で囁く。

「紫織、お前、最初の頃に比べてずいぶん感じやすくなったな。
お前をこんなに感じやすい身体に躾たのは、いったい誰なんだろうな……」

意地悪な言い方で、紫織の耳の鼓膜を震わせるように低い声でそう言い放ち、紫織の顔を覗き込むと、紫織は一気に顔を赤らめた。

俺は口角を少し上げると、自分の膝を紫織の秘部に当てがい、ぐりぐりと擦った。

「あっ…いやっっ」

「あぁあぁ、すげえびしょびしょじゃん。
俺の妹は実の兄貴相手に感じまくって、こんなに【ここ】を濡らすのか……?

それとも、その【実の兄貴】の躾のせいで、こんなに感じやすくなったのか?」

膝を紫織の愛液で濡らしながらそう尋ねると、紫織は恥ずかしそうに俺から顔を背けた。



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