秘密の兄妹 2
第2章 紫織の彼氏候補
お兄ちゃんとの朝までの情事を終えたあと、お昼近くまで2人で眠って、何とか立てるようになった身体を引きずってシャワーを浴びる。
私より先にシャワーを浴びたお兄ちゃんは、コンビニに朝食と飲み物を買いに行ってくれて、私がお風呂から出て身支度を整えたあと、遅いブランチを2人で食べる。
「紫織、コンビニのお粥で大丈夫だったか?」
「うん、十分美味しいよ。私、卵粥大好き!」
私はにこっとお兄ちゃんに笑いかける。
私の微笑みに応じて、お兄ちゃんもぎこちなく笑ってくれる。
…幸せ……
「お兄ちゃん、コンビニでずいぶん買い物してきたね。重くなかった?」
「飲み物は紫織がスーパーで買ったら重いだろ。他にも、コンドームが足りなくなったからコンビニで買っておいた。」
「ごほっッ!!!」
私は驚いて、一瞬むせる。
「今日のうちにネットで大量に注文しておかなきゃな。ネットだと安くて種類も豊富だし、時間をかけて選べる。」
「…………」
お兄ちゃんって…どうしてこんなことサラッと言えるんだろう……
私が固まっていると、お兄ちゃんは私のその様子を見てふっと笑う。
「今日はもうしないから安心しろ。明日、立てなくなって学校に行けなくなるのは嫌だろ?」
「…っ…」
完全に遊ばれてるっ
でも、悔しいけどやっぱりお兄ちゃんが大好きだ……
私はコクンと素直に頷いた。