秘密の兄妹 2
第3章 純哉と奏多
男根を紫織の中に埋め込んだまま、俺は紫織の胸に顔を埋めて倒れ込んだ。
お互いに荒い息を整える。
しばらくそのままの状態でいると、紫織の手が俺の髪に触れた。
そして、紫織はそのまま俺の頭を撫ではじめる。
……労っているつもりなのだろうか……
俺はゆっくり身体を起こすと、紫織の顔の横に両手を着いて上から紫織の顔を覗き込む。
綺麗な黒曜石の瞳が俺の瞳と交わる。
「………」
今度は俺が紫織の頭を撫でながら身体を屈めると、再び濃厚な口づけを交わし始めた。
「…チュ、クチュ、クチュ…」
…正直言うと、俺は今までキスはあまり好きな方じゃなかった。
セックスなんてキスなんかしなくてもできる。
ただ、相手の女の女性器に自身の男性器を突っ込めばいいだけの話だ。
一つの儀式の流れとして、今までは機械的にしていたその行為…
今は、その行為がただひたすら気持ち良く感じ、自分から好んでするようになっている。
…好きな女相手だと、キスはきちんと意味を持つ行為なのだと今は嫌というほど理解できる。
「…ヂュ、クチュッ、クチュ…」
……あぁ、気持ちいい……
紫織の両腕が俺の首に回され、その甘美な行為は更に激しさを増していった。
______
___