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レット・ミー・ダウン【ARS・NL】

第7章 ビスケット【雅紀】

それからも相葉くんは私を駐輪場で待っていた。

コンビニまでの5分間くらいの間、話しをして歩いた。

今日は金曜日。

相葉くんの早番シフトは今日で終わり。

来週からは仕事上がりの時間が変わるから、一緒には帰れない。

一抹の寂しさはあったが、どうしようもない。

晩ご飯のメニューに悩んでいる生活に疲れた私に同情して付き合ってくれただけなんだから。

この一週間、楽しくおしゃべりができただけでもありがたいと思わなくちゃ。

雅「毎日メニュー考えるのって大変だねー。俺、もうネタ切れだよ。」

◯「そうでしょ? 主婦は大変なんだから!」

雅「あはは、そうだね! お袋もそうだったのかな。」

◯「きっとそうよ。お母さんに感謝しなさいよ。」

雅「ホント! お母さん、ありがとう!」

相葉くんがおどけて叫んでいたら、あのコンビニに着いた。

雅「じゃ、〇〇さん。お疲れ様!」

◯「あっ、今日は私もコンビニに用事なの。」

そう言って、相葉くんと一緒にコンビニの店内に入った。

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