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第6章 描いた未来に〜そばにいたくて〜

『なんか買ってく?』

仕事が終わって帰り道。

和にメールする顔はきっとニヤついてるはず。

『ううん。
適当に腹に溜まりそうなのとビールはあるよ。』

『明日の朝のパンとか…買ってく。

てかお泊まり前提だけど。』

『ばーか』

ふふ。

『あ。歯ブラシ買って来て。
お前の。』

…やば。

なんか…下半身にきた。

駅近くのドラッグストアに入って歯ブラシを手に取る。


俺は…

今まで歯ブラシをこんな幸せな気分で買ったことはない。


俺んちにも予備の歯ブラシあったっけ?
一応買っとくか。

後…
ベビーローションとかボディクリームとか。

……

なんとか助けてくれそうな物を適当に選んでレジへ並んだ。

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