テキストサイズ

Everything

第6章 描いた未来に〜そばにいたくて〜

和とテレビを見ながら食べたり飲んだりして過ごす、すごく平和な時間。

「ビールまだ飲む?」

「ううん。シャワー浴びてからもらおっかな。」

「シャワー先に浴びておいでよ。」

「和は?」

「俺は次でいーよ。」

となりでビールに口を付けた和に
ちょっと訊いてみる。

「ね?」

「んー?」

「俺、今日泊まってっていーんだよね?」

「なんだよ。当たり前!

…今帰るって言われても…

全力で阻止するけど?」


…和…


和の手を握って抱き寄せる。

「和…好きだよ。」

「俺も。」

触れるだけのキスをしたら、
俺の腕からスルリと抜け出した和は寝室から寝間着を取ってくると俺を風呂場へと促した。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ