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第6章 描いた未来に〜そばにいたくて〜

顔を上げると“大丈夫だよ”と大野さんと潤くんが俺を見てた。

この人たちの優しさがしみる。

「和。しあわせになるのを怖がることはないんだよ。
我慢もしなくていい。」

ぎゅっと手を握りしめて翔ちゃんは言った。

反対側の手もぎゅっとされた。

相葉くんは黙ってて俺を見て微笑んでる。

好きな人たちがそばにいるって、
こんなにあたたかい気持ちになれるんだ。


俺はしあわせものだ。


「うん。」

それだけ言うのがやっとだった。

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