テキストサイズ

Everything

第10章 かわいいひと〜彼女〜



学校は今、文化祭の準備でみんな忙しそうにしてる。

俺のクラスは喫茶店をするってなって、簡単なパンケーキやカップケーキを作って出すらしい。

今はテーブルクロス作りや教室の飾り付け。

「まー。店の看板とメニュー作り、どっちやる?」

松潤が話しかける。

普段つるんでる友達。

1番仲良いかな…イケメンで近寄り難い雰囲気の彼は実際とっつきにくいし、本人の好き嫌いもあるけど、ホントは優しくて友達思いの気のいい奴。

「うーん。看板にする。
松潤、字上手いしメニューよろしく。」

「じゃあ看板頼む!木材は廊下にあるよ。
ペンキとか絵の具は美術準備室か?」

あ、大ちゃんとこでちょっとサボろ。

行ってくるー、って教室を出た。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ