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第13章 かわいいひと〜クリスマス〜



バイトの帰り、バイト仲間とご飯食べて帰ってきたらアパートの階段でもたついてる先生を見つけた。

なにしてんの?

「せんせー?」

「んー?相葉?」

わ、酒くせー。

「酔ってんの?」

「ふふふ。ちょっとねー。」

デレっと可愛い顔して。

可愛いけどさー。

あんた男でも襲われるぞ。

ちょっとしっかりしてよ。

腹が立ってきて強めに腕を掴んで階段を一緒に上がる。

「相葉ー?」

「なに?」

「…痛い…。」

「うわ。ごめん!」

今度は優しく肩に腕を回させて引っ張り上げるように昇る。

お酒を飲んだ体って熱いんだね。

そして久しぶりに触った先生の体は俺をも熱くさせる。

どうして俺はいちいち先生にときめいてしまうんだろう。

正面から…ううん、後ろからでもいいから抱きしめたいって真剣に思った。

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