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第14章 かわいいひと〜葛藤〜
「ねー。
大野さんはさー。
なんでそんな色々知ってんの?
そもそもなんでそんな相葉と仲良いのよ?」
「友達…?
だからかな。」
は?
「友達…なの?」
「そ。」
なんだそれ。
教師と生徒が友達って。
笑い損ねたわ。
大野さんはまだ、俺にちょっかいを出す。
「もっと友達情報教えてやろっか?」
「…別に…」
「あ、そ?」
「いや、その、
なによ?」
「えっとねー。
誕生日を訊かれた。」
「?」
「にのの。
誕生日はいつか?って。」
ボワッと顔が赤くなるのを感じた。
「楽しみだねー、誕生日。」
大野さんは勝手にお茶を入れて飲みながら俺にも注いで渡してくれた。