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第16章 かわいいひと〜おとなとこども〜
コンビニに寄ろうとしてなぜか俺は素通り。
そもそも相葉がバイトの日かどうかわからない。
居たら…会えたら嬉しいと思う反面やっぱり恥ずかしいが勝ってしまったのだ。
今日一日、相葉のこと考えてたな。
俺こんなんでいいのか?
仮にも教師だぞ?
そう…教師なんだよ。
トボトボと帰りながら相葉のことをまた想った。
もう帰ったか?
メシ食った?
あいつ、痩せの大食いだよね、めっちゃ食べるし、って思い浮かべた気持ちいい食べっぷり。
いつも俺にむけられ可愛いくしゃっとした笑顔。
ああ。俺あいつを想うだけで幸せ感じちゃってる。
自然と頬が緩むのを自覚してにやにやした怪しい俺。
たまには家で自炊しよ。
なんか冷蔵庫に入ってたか?と今朝開けた冷蔵庫の中身を思い出しながら、まだまだ寒いなって帰路を急いだ。