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第16章 かわいいひと〜おとなとこども〜



ご飯は適当に作って食べた。

お腹も膨れたし風呂入ってサッサと寝ようと思うのに体が動かない。

疲れた。寒いし。

ラグの上、大の字で、はーっと大きく息を吐いて、しばらくゴロゴロしてから手足をくっつけて縮こまる。

ここで目を閉じたらまずいな。

バタバタと手を動かして携帯を掴むとメールが届いてた。

『先生。
昨日、ごめんね。
おやすみ。』

ごめんね、って。

なに謝ってんだか。

俺は返事をしようとして指を動かすけど上手く言葉にできない。

しばし手のひらの中の携帯を見つめる。



会いたい



とか打ちそうになって慌てて頭をブンブン振る。

ちょ…

マジでしっかりしろ、俺。

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