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第21章 かわいいひと〜卒業〜



ゆらゆら

先生に抱きつかれたまま体を揺らされてるのが面白くなって、俺からも体重をかけて揺れると先生が、ふふふ、って笑って頬にキスした。

「なんか飲む?寒かったろ?
適当になんか作るから食べて帰れ?」

そう言ってやかんに火をかけた。

先生はお茶を準備してたのに、そう!って大きい声を出してリビングの端に置いてあった袋を取って俺に手渡す。

「誕生日おめでとう。」

わ。

マジ?

「ありがとう。
開けていい?」

「どうぞ。」

袋から箱を取り出してフタを開けたらスニーカーで。

俺の好きな色味のスニーカー。

「すっげー嬉しい。
ありがと、先生。」

ニコニコ顔の先生は俺が手にしてるスニーカーを片方取ると、

「絶対似合う。」

って得意げ。

履かせてもらったらサイズもピッタリだった。

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